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いつのまに
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先日部屋の整理をしていたら撮りッ切りコニカで撮った写真が出てきた。

それとデジカメで撮った写真をプリントしたものを比べてみたがその差に愕然とした。デジカメ写真は塗り絵を見ている感じ。撮りっきりコニカは、その安っぽいファインダーを覗いたときの臨場感がよみがえってくる感じ。もう圧倒的な差である。

今自分が撮っているものはどんなに頑張っても、紙という媒体を通したときに塗り絵程度のクオリティしかないのだ。その差に気付いたとき、現在のデジタルの限界に気付いてしまった。知識としては知っていたが、それを認めたくない部分もあったのかもしれない。自分は銀塩の世界をまったく知らず、デジタルから「写真を撮る」という行為をはじめた人間だから。

写真を始めて約1年がたった。
今自分はロシア製のスイングレンズカメラという、ある種のゲテモノカメラから銀塩の世界に入り込もうとしている(まだ手に入れてないけど)。ある意味すごく変な入り方。王道じゃない。たぶん写真の本質を知るのには非常に遠回りになるだろう。

でもそれでいい。たぶんその過程が一番楽しいから。

GR DIGITAL
by tanabatazabun | 2008-06-18 23:40 | argument
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